税理士試験

税理士試験 受験受付開始

こんにちは。渋谷の税理士 吉田です。

GW中の生活をそのまま引きずって、朝から眠くてしょうがない日々が続いています。
どうにかしないといけませんね。

さて、昨日より税理士試験の受験申込の受付が始まっています。

税理士試験 受験申込受付期間

国税庁ホームページより。令和になっていない。

 

この期間は二週間しかないので、受験生の皆さんは忘れないようにしてくださいね。

申込みを忘れると今までの苦労が水の泡です。

試験日程

日程は例年通りの感じです。

お昼食べ過ぎると眠くなっちゃいますからね。

受験料

以前より少し高くなっていますね。受験生の大幅減少で経費が賄えなくなってきたのでしょうか。

しかし、今どき収入印紙でしか受験料を払えないって、国税庁は結構遅れていますよね。
会計士試験は、インターネットで出願できて、受験手数料はPay-easyでも払えるようです。

電子申告を進めてくる割には、他の省庁に比べるとすべてが遅れている感じがします。

合格発表

定年どおりですかね。

試験が8月で発表が12月というスタイルは変わらないようです。

採点、そして配点の振り分けで一定の合格者を選出しているのでしょうか。

まとめ

今年からでしょうか、

答案の作成には、必ず黒又は青インキの筆記具を使用してください。修正液又は修正テープの使用は認めます。鉛筆、消せるボールペン等の修正可能な筆記具の使用は認めません。黒又は青インキの筆記具以外のもので記入した答案は採点されません。

「修正液又は修正テープ」の使用ができるようになったようですね。
消している時間無いと思いますよ。消す時間あるならもっと理論書けるはずです。

 

答案用紙がA4ですって。

法人税、相続税はB4で8枚とかだったと思います。これがA4になるということは、それだか枚数が増えるということだと思います。

試験中、狭い机で、問題と解答用紙をどのように置くか、これもテクニックの一つです。

解答用紙がすぐに出てこない状態では不利です。事前に考えておく必要がありますね。

 

私は、1日目:簿記・財表・消費税、2日目:法人税・相続税 と受けましたので、3日目は経験ありませんし、科目ごとに毎年受けたので最大でも、2日間で済みました。

簿記と法人税は朝9時にスタートなので、実家から通うには電車遅延などのリスクがあると考えて、当時は(いまでも)受験地の近くに住み始めました。
専門学校への通学もあったので、それはそれで良かったです。

まあ、それだけ税理士試験に懸けていたので。

 

税理士試験の一番イヤなところは、8月から12月までの期間のモヤモヤ状態です。
毎日脳裏に浮かび、夢にも出てきます。

合格しているかどうか全然わからない状況の中、次の科目に行くべきか、それとも再度同じ科目をやるべきか、悩む方が多いと思います。

私の考えを申し上げますと、税理士試験の結果より、専門学校での成績が終盤で上位3~4割程度の方は、新しい科目に移ることをオススメします。

それは、もし不合格だったとしても上位3~4割なら年明けからで十分間に合うからです。

むしろ、早めに次の科目に触れておくことでモチベーションが保てますし、同じ科目を受けている人よりアドバンテージが出来ます。

一番やっちゃいけないのは、試験終了後から年明けまで何もしないことです。
確実に能力が落ち、年明けから取り戻す作業がもったいないです。

 

さて、税理士試験の運営をしている国税審議会に一つ提案があります。

旧態の税理士試験のやり方を廃止して、新しい試験体制に変えてみませんか。

例えば、会計士試験同様、申込みはインターネット(e-taxは使い勝手が悪いのでそれ以外で)申し込みにして、受験料はクレジットカードなどで支払いできるようにします。
国もキャッシュレスを推しているはずです。

受験票は、全部スマホにと言いたいところですが、スマホ持ってないなどの問題がありそうなので、郵送します。

受験生は申込み時点で、ID(受験番号)が付与され、申込み~受験~合格発表まで一貫して管理可能で、個人個人の受験結果や受験者全体の受験者数・属性などの情報も速やかに集計できます。

試験は、計算・理論ともに解答をすべてPCやタブレットに入力してもらいます。
(受験生の中でPCやタブレット使えないというITスキルが低い方は少ないはずです。)

そうすることでデータとして取り扱うことができ、計算・理論ともに採点スピードは挙がり、さらには理論解答の汚い字の解読に時間を使わなくてもいいようになります。

採点にはAI技術を取り入れ、計算問題は言うまでもありませんが、理論の解答もキーワードである程度採点も可能になるはずです。

問題・答案用紙の印刷・配布・回収の手間も省け、さらには問題の誤字なども速やかに訂正することが出来ます。

合格発表は、合否専用ページでID(受験番号)と予め決めておいたパスワード(生年月日など)を入力することで見ることができるので、合格通知など郵送コスト(手間、経費)が削減できます。

PCやタブレットの導入にコストがかかりそうですが、多くの人件費・印刷費・通信費が節約できます。

一連の流れが短縮できるはずなので、極めつけに、試験を年1回ではなく年複数回開催し、受験手数料収入を増やす、というのはどうでしょうか。

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と、夢のような話をしてしまいましたが、いまのIT技術があればすぐにでもできることです。

そうなると面白いなと。

 

審議会の皆様、是非一度ご検討お願いします。