税金について

納税方法 ~QRコードでも納税できる~

こんにちは。渋谷の税理士 吉田です。

昨夜は竹橋駅近くで新年会があったので、渋谷の事務所から竹橋までウォーキングしてきました。8.9Km、2時10分、約8,000歩でした。

さて、今回は税金の納付方法についてご紹介です。
最近、国税もいろいろな方法で支払いができるようになってきました。

納付方法

従来の指定金融機関から口座振替、インターネットバンキングによる電子納税(Pay-easyなど)、金融機関での現金窓口納付に加えて、次の2つが加わりました。

1.クレジットカードでの納付

2.QRコードでの納付

おすすめは、クレジットカードです。
手数料はかかりますが、1000万円までの納税ならコンビニなどへ出向くことなく支払いが完了します。

また、クレジットカードだと処理を行ったときに納付したものとみなされますので、資金繰りが厳しいときでも支払いを遅らせることができます。

方法により税目、利用限度額など違いますが、クレジットカード・コンビニでと ほぼいつでも支払えて便利になりました。

これら2つの方法についてご説明したいと思います。

1.クレジットカードでの納付

概要

クレジットカード納付とは、インターネット上でのクレジットカード支払の機能を利用し、国税庁長官が指定した納付受託者(トヨタファイナンス株式会社)へ、国税の納付の立替払いを委託することにより国税を納付する手続です。

「国税クレジットカードお支払サイト」は国税庁長官が指定した納付受託者が運営する国税のクレジットカード納付専用の外部サイトです。

法定納期限内に当サイトにおいて納付手続が完了していれば、クレジットカード利用代金の引き落とし日が法定納期限よりも後になった場合でも延滞税等は発生しません。

専用サイトでの納付(委託)手続

1.サイトトップ(利用企画の確認後)

2.利用者情報、納付内容の入力

3.クレジットカード情報の入力

4.入力内容を確認後、納付手続完了。

領収書が出ないので、納付手続きの完了ページを印刷して保存しておくといいでしょう。

手続きは非常に簡単ですね。

利用できる税目

すべての税目。
ただし、印紙を貼り付けて納付する場合等、ご利用できない税目があります。

利用可能額

1度の手続につき、1,000万円未満、かつ、ご利用になるクレジットカードの決済可能額以下の金額(決済手数料含む)

利用可能なクレジットカード

Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、TS CUBIC CARD

利用可能時間

24時間(メンテナンス作業等でご利用できない時間が生じる場合があります。)

なお、e-Taxからアクセスする場合は、e-Taxの利用可能時間に限ります。

手数料

納付税額に応じた決済手数料がかかります。
※ 決済手数料は、国の収入になるものではありません。

領収証書

発行されません。納付手続きの完了ページを印刷しておきましょう。

その他

「国税クレジットカードお支払サイト」での納付手続が完了すると、その納付手続の取消しはできません。

納付手続の完了後、その納付手続により納付済となった国税については、納税の猶予等を受けることはできません。

国税のクレジットカード納付はインターネット上のみの手続であり、金融機関やコンビニエンスストア、税務署の窓口では、クレジットカードによる納付はできません。

クレジットカード納付をした場合、納付済の納税証明書の発行が可能となるまで、3週間程度かかる場合があります。

2.コンビニ納付(QRコード)

概要

コンビニ納付(QRコード)とは、自宅のパソコン等で作成したQRコードを使用し、国税庁長官が指定した納付受託者(コンビニエンスストア)へ納付を委託することにより国税を納付する手続です。

窓口での納付(委託)手続

コンビニエンスストアのキオスク端末に事前に作成したQRコードを読み込ませると、バーコード(納付書)が出力されます。

出力されたバーコード(納付書)に現金を添えてコンビニエンスストアの窓口で納付します。

ちなみに、窓口での納付にクレジットカード、電子マネーは使えません。

QRコードの作成

納付の前に、事前にQRコードを作成する必要があります。

QRコードは、「確定申告書等作成コーナー」又は「コンビニ納付用QRコード作成専用画面」で作成することができます。

今回は専用画面にて作成する方法をご紹介します。

コンビニ納付用QRコード作成専用画面(QRコードのみを作成する方)

1.国税庁ホームページの緑の作成開始をクリック

2.納付に必要な情報を入力

3.納付情報の確認

4.QRコード(PDFファイル)を印字した書面を出力

スマホでの手続きで、そのまま納税までできそうです。

 

利用可能税目(税金の種類)

全ての税目

ただし、所得税徴収高計算書により源泉所得税を納付する場合等、ご利用できない税目があります。

利用可能額

30万円以下

利用可能なコンビニエンスストア
(平成31年(2019年)1月4日時点)

 ローソン、ナチュラルローソン、ミニストップ
(いずれも「Loppi」端末設置店舗のみ)

 ファミリーマート(「Famiポート」端末設置店舗のみ)

手数料

不要です。

領収証書

発行されません。

払込金受領証が発行されるので保管しておきましょう。

領収証書が必要な方は、最寄りの金融機関又は所轄の税務署の窓口で納付してください。なお、金融機関及び税務署ではQRコードによる納付はできません。

その他

コンビニ納付をした場合、納付済の納税証明書の発行が可能となるまで、3週間程度かかる場合があります。