こんにちは、渋谷の税理士 吉田です。
8月に開業して給与所得者から個人事業主になりました。
前職での手続きが少し遅れたので、 先日やっと自分の住んでいる市区町村より住民税の納付書が届きました。
給与所得者の時には特に意識をしていなかった住民税の天引き(これを特別徴収と言います。)ですが、次から自分で納付をしなくてはいけません。
専門用語を簡単に解説
特別徴収・・・会社で給与から天引きして本人に変わって納付をする方法。
普通徴収・・・本人が納付書で直接納付をする方法。
普通徴収は、納付額を年間4回に分けて納付しなくてはいけません。そのため一回ごとの納付額が特別徴収より多くなります。また、納付のタイミングも特別徴収→翌月10日まで、普通徴収→前月末までと早くなります。
普通徴収ですと、私の場合は8月分まで納付済みですので、9月以降を10月末・1月末の2回に分けて納付することになります。ほぼ前払いの状況です。
転職などをした場合には、転職先で再度特別徴収に切り替わります。
今回は、開業時に設立した会社で特別徴収に切り替えてみたいと思います。
事前に市区町村に何月から特別徴収が可能か聞いておくことをオススメします。
(市区町村側の手続きもあるので・・・。)
手続きは、eltaxのPCdeskという専用のソフトを使用して、税理士が代理で作成→署名→提出という形を取ります。会社で電子証明書を持っていれば、税理士に依頼しなくても提出できます。
1.PCdeskに会社と税理士のアカウントを登録します。
2.まず税理士アカウントでログインし、会社に基本情報ファイルを依頼。
つぎは会社アカウントでログインしそれを承認します。これで、税理士が作成~提出まで出来るようになりました。
3.税理士アカウントでログインし、申告書データ作成メニューをクリック。
まずは納税者の切り替えをします。税理士アカウントで代理申告する場合、納税者切替えで会社アカウントを登録しておくことが必要です。また、該当申告書が出てこない場合は、利用者情報メニューの提出先・手続き情報で税目を登録します。
4.申告データを新規作成→電子署名→送信で終了。
という流れになります。
e-taxもそうなんですが、いちいち代理で送信する場合が面倒くさいです。
国税庁のe-taxソフトで代理送信する場合は、会社アカウントで申告書類まで作成して、それを税理士アカウントで読み込んで送信。という代理業務のことをあまり考えていないような仕様になっています。
PCdeskはe-taxソフトより少し流れを考えてくれているようですが、もっと手続きは簡素にしてもらいたいものです。